クルーズ船内を気軽に見学できるクルーズ船内見学会は、全国の主要な港で一年を通じて行われている
クルーズ旅行に行きたいけれど、クルーズ船に乗ったことがないのでどのような設備があるのかわからない……という方は、ネットやパンフレットなどで情報収集するのはもちろんですが、一目でクルーズ船の魅力を知ることができるイベントへの参加をおすすめします。それこそが、「クルーズ船内見学会」です。
クルーズ船内見学会は、全国の主要な港で開催されており、クルーズ旅行の運行中に寄港するタイミングで行われているケースが多いです。開催地は、外国籍クルーズ船の場合、寄港回数の多い横浜港・大阪港などがメインとなりますが、そのほかにも神戸港・名古屋港・清水港・金沢港など、さまざまな地域の港でクルーズ船内見学会が開かれています。
また、日本国籍クルーズ船(飛鳥Ⅱ、ぱしふぃっく・びいなす・にっぽん丸)は、日本外航客船協会がクルーズ旅行の振興及び普及啓蒙活動を行っている関係で、全国各地の港と連携して頻繁にクルーズ船内見学会を行っており、平成28年度は全国70港にて、合計114回、参加者総数は7,977名もの実績を出しています。
クルーズ船内見学会はそれだけでも楽しめる観光イベント。軽食や豪華ディナーが付いているプランもあり
巨大なクルーズ船の中をツアーするように見て回ることのできるクルーズ船内見学会は、それ単体でも楽しめる観光イベントです。また、実際にクルーズ旅行に参加するかしないかは見学を行った上で自由に決めることができるため、クルーズ旅行に参加しようかどうか迷っている方でもお気軽に利用できるようになっています。
クルーズ船内見学会の種類によっては、見学のみにとどまらず、クルーズ船内の豪華なダイニングでの軽食や、お料理のフルコースを楽しむことも可能です。美味しい料理をご馳走になることで、実際のクルーズ旅行で食べるお食事の味を確かめることもできますし、一石二鳥で楽しむことができます。
参加費は、クルーズ船内見学会によって幅がありますが、お食事なしの見学会で1,000円前後〜、軽食ありの場合は数千円、フルコースランチまたはディナーの場合は10,000円を超えるケースもあります。クルーズ旅行に参加するかどうかわからない方は、とりあえず見学をメインに参加するのも良いですし、参加する意思がほとんど固まっている方は、料理のお味を確かめるためにも軽食やフルコースランチ・ディナーを楽しんでみるのも良いでしょう。
クルーズ船内見学会の流れは、クルーズ船を見学した後に質疑応答が基本。初めて参加する方にも安心の情報が盛りだくさん
クルーズ船内見学会の流れとしては、ロビーやバルコニー、プール、レストラン、客室、エンターテインメント施設など、クルーズ船内の主要な施設や設備を見学した後に、参加者全員で集まってクルーズ旅行に関する説明会と質疑応答を行うのが一般的です。
説明会では、それぞれのクルーズ船ならではの強みや魅力を詳しく聞くことができます。お得なキャンペーンなどの情報も知ることができるので、クルーズ旅行に参加する際の参考にすると良いでしょう。質疑応答ではご自身で質問する以外にも、他の質問者への回答も聞くことができるので、旅行者目線での知りたいことをたくさんチェックすることができます。
インターネットでの検索や、パンフレットの写真や文面などから得られる情報は、クルーズ船の魅力のほんの一部です。その点、クルーズ船内見学会はクルーズ船を実際に見て、触れて、感じることができるため、非常に情報量が多く、クルーズ旅行に参加するかしないかの意思決定を行う際には、具体的な材料となることは間違いありません。
クルーズ旅行に興味のある方は、ぜひとも臨場感あふれるクルーズ船内見学会に参加してみてほしい
クルーズ船内見学会について、詳しくご紹介してまいりましたがいかがだったでしょうか。クルーズ旅行に関する基礎知識やクルーズ船の魅力を、直に体験して確認することのできるイベントであることがおわかりいただけたかと思います。
クルーズ船内見学会への参加に関しては、インターネットで検索すれば多数の情報が出てきますし、旅行代理店などが主催しているケースもあるので、クルーズ旅行探しをしながら同時進行でクルーズ船内見学会を探してみるのも良いでしょう。クルーズ船を身近に感じていただき、ぜひとも最高の船旅へと一歩踏み出してみてくださいね。