【クルーズ船の現役日本人乗務員に聞く!第三弾】クルーズ旅行ならではの感動エピソード特集

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クルーズ旅行は、人生の大切な時間を演出する最高のシチュエーションを提供してくれます。そのため、クルーズ旅行で結婚記念日や誕生日や還暦のお祝い、さらにはプロポーズをする方もいらっしゃるとのこと。今回は、10年間クルーズ船の乗務員を務めるスタークルーズ「スーパースター ヴァーゴ」のベテラン日本人乗務員・山内さんに直撃インタビューを伺い、クルーズ旅行ならではの感動エピソードや、他の旅行手段にはない特別な魅力についてまとめました。

クルーズ旅行の感動エピソードは「船上でのプロポーズ」。人生に一度の大イベントをクルーズで迎える贅沢

——クルーズ旅行に10年間関わる中で、体験した感動的なエピソードはありますか?

日本人乗務員・山内さん(以下、山内さん):クルーズ旅行では、お客様の人生のマイルストーンになる重要なイベントに立ち会うことができます。一番印象に残っているのは、クルーズ旅行でのプロポーズのお手伝いですね。さらに感動したのは、プロポーズが成功してお祝いをし、その後に新婚旅行でまたクルーズ旅行をチョイスしていただけたことです。私のことを覚えていてくださっていて、結婚式のお写真などを見せていただけました。そういう瞬間には、やはりクルーズ船の乗務員をやっていてよかったと心から思いますね。

——クルーズ旅行で行うプロポーズには、具体的にどのような方法があるのでしょうか。

山内さん:人前でのプロポーズが恥ずかしいというお客様は、キャビン(客室)でプロポーズされることが多いですね。お花を事前に手配していただき、お二人が乗船される前にベッドの上にハートマークのメッセージボードと花束をセッティングして、お二人の特別な時間を演出させていただきます。多くの方に祝福されたいというお客様の場合は、演奏トリオを雇って、レストランなどで盛大にプロポーズをされる方もいらっしゃいますね。アジアのお客様は比較的控えめなプロポーズの演出が多いかもしれません。人生に一度の大イベントですから、乗務員一同、それぞれのお客様のご要望に100パーセント答えたいと思っています。

クルーズ旅行では各種お祝いが可能。海外クルーズでは結婚を再度祝う「バウ・リニューアル」も人気

——プロポーズ以外に、クルーズ旅行でのお祝いではどのようなものがありますか?

山内さん:誕生日のお祝いや、ご両親の還暦のお祝いなど、各種記念日のお祝いも頻繁に行われています。お申し付けいただければ、お食事中にクルーが賑やかにお祝いをするサービスもありますので、ぜひお問い合わせください。「スーパースター ヴァーゴ」の乗務員は皆、クルーとしての仕事以外にエンターテインメントも披露できるようにしていますので、楽しい時間を過ごしていただくことができると思います。

——日本の文化にはない、海外クルーズで流行っているお祝いの方法などはあるのでしょうか。

山内さん:日本ではあまり習慣化されていないお祝いの文化として、結婚したカップルがもう一度あらたな誓いを行う「バウ・リニューアル」というものがあります。欧米ではよく行われている、何年経っても色あせない関係を築いていくことを誓うお祝いパーティですが、日本では銀婚式などがあるものの、まだまだ一般的ではありません。クルーズ旅行をそのきっかけにして、ぜひとも日本の既婚者の皆様にも「バウ・リニューアル」をお祝いいただけたら嬉しく思います。

クルーズ旅行は同じ船に乗って同じ目的地にいく特別な旅。旅行者と乗務員の間にも絆が生まれる

——クルーズ旅行中の旅行者と乗務員とのコミュニケーションは頻繁にあるものですか?

山内さん:通常の旅行で宿泊するホテルとは違い、クルーズ船はお客様と乗務員が同じ空間で過ごす時間も長く、同じ船に乗って同じ目的地に行くという体験は、やはり特別なものです。そのため、クルーズ船内でコミュニケーションを重ねることで、友人のように仲良く接してくださるお客様もたくさんいらっしゃいます。以前あったケースだと、海外の方でしたが、私の乗船しているクルーズ船の就航スケジュールをわざわざ会社に連絡して確認してくださり、3回も会いにきてくださった方もいます。クルーズ旅行は一度体験するとリピートされる方が非常に多いのですが、こうした交流もリピートのひとつのきっかけになっているかと思います。

——クルーズ旅行をともにする乗務員同士の関係は、どのようなものなのでしょうか。

山内さん:毎日同じ場所で一緒にご飯を食べて、同じ場所に住み込んで、長い時は9ヶ月間のクルーズをともにするため、クルーズ船の乗務員はひとつの家族のような意識があります。嬉しいことがあれば一緒に喜び、悲しいことがあれば一緒に悲しむ。そうした意識を持って仕事をしているので、お客様をお迎えするクルーズ旅行もまた、あたたかくフレンドリーな雰囲気に満ち溢れたものになります。他の旅行手段にはない、一体感のあるサービスをお届けできる強みはそこにあると思いますね。

——山内さんは奥様もクルーズ乗務員ということですが、やはりクルーズ旅行には人と人をつなぐ運命的なものが宿っていると思われますか?

山内さん:そうですね。私が東京にいて、クルーズ船の乗務員にならなかったとしたら、妻とも出会うことができませんでしたから(笑)。人生の大切な瞬間を演出したり、あらたな出会いが生まれるのがクルーズ旅行の最大の魅力です。せっかくのクルーズ旅行も、お部屋にこもってしまうとドラマティックな出来事も起こることがありませんから、ぜひともクルーズ船内を積極的に散策して、乗務員ともコミュニケーションをとっていただき、充実した船旅を豪華客船気分で楽しんでいただければ幸いです。私たち乗務員は、皆様のクルーズ旅行が素晴らしいものになるようにいつでもお力になる準備を整えています。ぜひとも、船の上でお会いしましょう。

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