「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」2018年配船計画では、注目の新造船のスケジュールも発表
総重量22万トン級というメガシップを所有する「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」に関しては、クルーズシーンに詳しくない方でもテレビなどで見たことがあるのではないでしょうか。特に巨大な「オアシス・オブ・ザ・シーズ」クラスは、もはや「海の上を動く街」といった驚きのポテンシャルであるため、一度は乗ってみたいと思っていらっしゃる方も多いのではないかと思います。
そんな「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」の2018年〜2019年にかけてのヨーロッパ・カリブ海・アラスカ・北米沿岸クルーズ配船計画が発表されました。何と言っても注目すべきは、2018年4月に就航する22万トン級のメガシップ、「シンフォニー・オブ・ザ・シーズ」です。
「シンフォニー・オブ・ザ・シーズ」は2018年4月21日から、スペインのバルセロナ港を母港として、地中海クルーズをメインに展開していきます。そして、冬季はカリブ海に配船されることが決定。これにより、冬期は「オアシス・オブ・ザ・シーズ」クラスの4隻すべてがカリブ海クルーズを運航することになります。冬季のカリブ海でのクルーズを大型客船で楽しみたい方は、必見のスケジュールであるといえます。
一方、ヨーロッパ方面では計8隻で110以上もの豊富なコース設定を行っています。ウェールズ北部の港町、ホリーヘッド、ノルウェーのフロム、モルデ、スキョルデン、アイスランドのイーサスフィヨルズルなどで初寄港が行なわれる予定で、ヨーロッパでの「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」の活躍も、今後さらに目覚しいものとなるでしょう。
「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」の日本への寄港はどれくらい?今後の動向について
一方、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの日本に寄港する客船状況はどのようなものなのでしょうか?
2016年のデータを参考にすると、中国の上海を母港とする「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」、天津を母港とする新造船「オベーション・オブ・ザ・シーズ」(各16.8万トン)に加え、「マリナー・オブ・ザ・シーズ」、「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」(各13.8万トン)の計4隻が日本へ寄港しました。
日本での寄港地は九州・沖縄、中国・四国地方を中心に、熊本42 回、福岡38 回、長崎35 回、那覇34 回、宮崎14 回、高知14 回、広島6 回、北九州3 回、境港2 回の9ヶ所で、寄港回数は延べ188回だったとされています。このように、「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」の客船は日本にもかなり頻繁に寄港していることがわかります。
ただし、まだ日本には22万トン級を超える「オアシス・オブ・ザ・シーズ」クラスは寄港したことはありません。これには理由があり、このサイズの客船を受け入れることのできる設備を持つ港が日本にはまだ整備されていない現状があります。このため、国土交通省が「外国籍クルーズ船の受け入れお断りゼロ」を目指して急ピッチで港湾整備を行っており、たとえば博多港では2018年までに桟橋を延長して全長362メートルともいわれる「オアシス・オブ・ザ・シーズ」クラスの受け入れができるよう整備を進めています。
巨大な豪華客船での船旅を楽しみたいなら「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」のクルーズ船をぜひ試してもらいたい
「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」の注目の2018年配船計画状況についてお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか。まだ日本では、「オアシス・オブ・ザ・シーズ」クラスのような超巨大客船を目前にする機会はないですが、2018年以降、日本の港湾整備が進むことでその可能性は高まっていきます。
「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」のクルーズ船に興味がある方は、この機会にカリブ海およびヨーロッパなどからのフライ&クルーズを検討してみるのはいかがでしょうか。世界最大の豪華客船に揺られながら過ごす、最高のカジュアルクラスクルーズを楽しむことができます。お値段も早期割引などを利用すればよりリーズナブルになるため、ぜひとも参加してみてくださいね。